乳酸菌とビフィズス菌の違いとは?!どうやってとれば良いの?!

身体によいといわれる乳酸菌ですが、実際のところ、乳酸菌にはたくさんの種類があり、そしてその性質も様々です。
今回は乳酸菌とビフィズス菌について、すこし掘り下げてご紹介していきます。




【腸と健康の相関関係とは?】


腸の働きといえば「消化吸収・排泄機能」がまず挙げられますが、その働きに関与しているのが「腸内細菌」です。
食物のカスから水分を再吸収して、便を作りだします。

しかし他にも、腸は異物から身体を守るための免疫機能に重要な働きかけをします。
全身の免疫細胞の60~80%が腸に集中しています。
もっとも集中しているのが、小腸の末端にある「パイエル坂」と呼ばれるところで
リンパの巨大基地として機能しています。
腸の状態が悪ければ、当然腸管免疫もうまく機能してくれません。
身体の健康を保つには、まず腸を健康にすることが第一です。

そして腸はビタミンや脂肪酸など腸内細菌が作り出した物質を吸収して、飢餓時の栄養を作り出す働きもあります。



【腸は第二の脳?!】

また、「腸は第二の脳」という言葉は聞いたことがありますか?
脳に「中枢神経系」があるのと同様に、腸には「腸神経系」という独自のシステムが存在していて、脳と腸は互いに影響を与え合いながら働いています。
腸神経系が単独で働くこともあるので「腸は第二の脳」といわれる所以なのです。
そのため、腸内環境が悪化してしまうと腸神経系もうまく働かず
脳の働きにまで影響を与えてしまいます。
このことでも、腸の状態は全身に関わることなのです。



【腸内環境の簡単チェック】

ところで健康な腸とは、どんな腸を指すのでしょうか?
腸の状態は、排便をチェックすれば簡単にわかります!

☆腸内環境度チェック☆

□ 一日一回以上排便がある

□ 排便後にスッキリ感がある

□ 適度に水分を含んだバナナ状の黄褐色の便の状態である

□ 下痢でも便秘でもない

□ 排便に時間がかからずスルっと出る

これらにチェックが多く入れば入るほど、腸内環境は良好と予想されます。


便は色が黒っぽい場合や、水気があまりなくコロコロしている状態も、腸内環境はあまり良くありません。

腸内環境が悪いと腸の中には老廃物がたまり、次第に腐敗していき宿便になります。
こうして腸が汚れると、血液によってその汚れが吸収されて全身へと運ばれます。

そのため代謝が悪くなり、肌荒れや肥満、不調をきたすのです。

腸内環境をよくすることが美容や健康のための第一歩になります!



【腸内細菌とは?】

腸の中では無数の腸内細菌が存在し、数としては1000兆個、そして数百種類にも及ぶといわれています。

この細菌集団は「腸内細菌叢」と呼ばれています。

腸内細菌は「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の三種類に分けられ、健康人であれば善玉菌20%、悪玉菌10~20%、日和見菌が残りの60~70%のバランスで腸内に存在しています。

「悪玉菌」は主にたんぱく質をエサにして腐敗を起こし
いろいろな有害物質を作り出します。
「善玉菌」は人体によい影響を与える菌で有益菌ともいわれ
乳酸菌やビフィズス菌が該当します。
「日和見菌」は腸に住む菌の割合によって、働きを変える菌です。
善玉菌にも悪玉菌にも、どちらにもなり得る菌です。腸内で優勢を保っている方に姿を変え、活動の手助けをします。





【乳酸菌とは?】

糖を分解して栄養分とし、増殖しながら乳酸を代謝する細菌です。
植物や動物など、自然界に広く分布しています。
代表的なものとしては、ラクトバチルス菌やラクトコッカス菌が挙げられます。


ラクトバチルス菌は棒状の形をし、主に小腸に住んでいます。
腸管免疫力を高めたり、有害物質を減らす働きをします。
胃に住み着いて、ピロリ菌をやっつけるものもあります。

ラクトコッカス菌は丸い球状の形の乳酸菌です。
コレステロール値を下げたり、免疫力を高めてくれます。
小さいので、一度にたくさんの摂取が可能です。

【ビフィズス菌とは?】

糖を分解して栄養分とし、増殖しながら乳酸や酢酸、ビタミンB群、葉酸を代謝する細菌です。
ヒトや動物の腸内に生息しています。

主に大腸に住んでいます。
腸の動きを良くして便秘を防ぎ、他の病原菌を追い出して下痢を防いでくれます。

【効率よく摂取するには?】

野菜、豆類、穀類などの善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を多く含む食品と一緒に、ヨーグルトや納豆・みそ、漬物といった乳酸菌を多く含む発酵食品を摂ることがおススメです。

しかし乳酸菌の多くは、胃酸などで死滅してしまうのですべてが吸収されるわけではありません。
ですが最近では、腸まで届くように開発された食品も多く出回っています。
サプリメントなどの利用も便利ですね。

【まとめ】

腸の働きについて、改めて知りえたことも多かったのではないでしょうか。
「腸の元気は身体の元気」とはよく言われますが、まさにその通りでしたね。
まずはあなたの腸の元気チェックから、始めてみませんか。

参考
「ヘルスエイド ビフィーナ」冊子
「ヨーグルトで健康革命 あなたの知らない 乳酸菌力」 後藤利夫 著




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発酵実育の編集長で管理栄養士の川村郁子です。 腸内環境を整えるための発酵食品カンタン活用術をご紹介していきます!

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