
ヨーグルトっていつ食べたらいいの?
長寿の国ブルガリアでよく食べられている事や、発酵食品の人気の高まりから
健康に良い事は頭ではわかっていても、普段は何気なく食べているヨーグルト。
「一体どの時間帯に食べるのがいいんだろう?」
ふと考えたことはありませんか?
やっぱりヨーグルトは朝?!
多くの人がまず頭に思い浮かぶのは、やっぱり「朝」ではないかと思います。
朝食のお供にシリアルやフルーツと合わせたり、スムージーに使ったりしますよね。
でも実は、最近では夜に食べる「夜ヨーグルト」の支持が特に上がっているんです。
そこで今回は、発酵食品であるヨーグルトの効果を上げるために一番良いタイミングについて、
ご紹介していきたいと思います。
夜ヨーグルトの効果に迫る!
どうしてヨーグルトをあえて夜に食べる事が良いと言われているのでしょうか?
その謎を解くカギは、消化器の一つである腸にあります。
腸の中には、腸内環境を整えるために欠かすことの出来ない善玉菌が住んでいます。
(善玉菌、日和見菌、悪玉菌のほどよいバランスで腸内環境が整っているわけです)
ただ、ストレスなどの影響で善玉菌が減ってしまうと、良質な腸内環境を損ねてしまいます。
そんな善玉菌を増やすためには、エサとなる乳酸菌が必要です。
その役目を果たすのが、ヨーグルトをはじめとする発酵食品。
ヨーグルトには沢山の乳酸菌が含まれています。
そして腸には、最も活発的に活動する「腸のゴールデンタイム」というのがあり
その「腸のゴールデンタイム」の2~3時間前の時間帯にヨーグルトを食べると
あらかじめ善玉菌のエサとなる乳酸菌を腸内にたくわえる事ができます。
すると腸内環境が整い、老廃物が体内に排出されるデトックスの作用を高める事が出来るんです。
腸のゴールデンタイムっていつ?!
では腸のゴールデンタイムとは一体何時頃なのでしょうか...実はその時間帯は、夜22時から深夜2時までといわれているんです。
”お肌のゴールデンタイム”と同じくらいというイメージで覚えておくと良いですね!
また、乳酸菌は胃酸に弱いので、夕食後の胃酸が弱まっているタイミングに食べるとより効果的であることも、夜にヨーグルトを食べると良いと言われている理由の一つです。
寝る直前や22時以降ではヨーグルトに含まれている脂肪分などにより体重が増える可能性がありますので
なるべく就寝の3時間前には摂取するようにしましょう。
食べ物が胃で消化されるのは、1時間半から4時間程度と言われているので、
22時に腸に届くように、できるだけ21時までにはヨーグルトを食べ終わると良いですね。
また、体重を気にされる方は無脂肪のヨーグルトを選ばれても良いかと思いますよ!
夜ホットヨーグルトの効果とは?!
そして最近ではさらに、「夜」だけではなく「夜+ホット」=「夜ホットヨーグルト」というキーワードが注目されています。
腸のゴールデンタイムである夜の時間帯にそのまま食べるだけではなく、ヨーグルトを温めることで身体の冷えを防ぎ
乳酸菌やカルシウムなどのヨーグルトに含まれる有効な成分の身体への吸収が促進され、代謝にもいいそうなんです。
それでは、実際にホットヨーグルトの作り方をご紹介したいと思います。
今まで普通に食べていたヨーグルトに、ひと手間加えるだけでぐっと効果が上がる上に、とっても簡単なので、是非試してみて下さいね。
ホットヨーグルトの作り方
① ヨーグルト100gと、そのまま温めると分離をしてしまう事があるため、それを防ぐために水をティースプーン1杯程度、耐熱容器に移し合わせる。
② 電子レンジを500Wに設定し、40~60秒程度を目安に暖める
※ヨーグルトの温度が63℃を超えると乳酸菌が死んでしまうので、人肌程度を意識して温めすぎないように気を付けましょう。
甘みを加えたい場合は、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖がおすすめです。
まとめ「それでも朝にヨーグルトを食べたい場合は、〇〇と組み合わせて」
今回はヨーグルトを食べるベストなタイミングと方法についてご紹介いたしました。
夜ヨーグルトのメリットについてお伝えしていきましたが、もちろん朝にヨーグルトを食べたいという方はそれも問題ありません。
その場合は、ビタミンを含む果物と一緒に食べるようにして栄養を補うと良いでしょう。
美味しく適したタイミングと方法でヨーグルトを食べて、効率的に効果を取り入れましょう!・